寒い季節の訪れと共に、私が主宰するヒーローズ パーソナルコンディショニングスタジオではマラソンの愛好家のみなさんからの膝の外側の痛みに関する「あるスポーツ障害」に対するご質問やお問合せが増えています。
また、野球などの冬場がオフシーズンのスポーツの方からも同じ「あるスポーツ障害」に関するご質問をいただきます。それは・・・
【ランナーズニー】についてのご質問です。ランナーズニーは正式には【腸脛靭帯炎】と呼ばれます。
何れにせよ、ランニングの量が増える頃に好発する障害です。(スポーツ=根性だった以前は、一年中起きていたそうです・・・)
腸脛靭帯は、大腿骨(太ももの骨)の外側に位置し、太ももの外側をおおっている長い靭帯です。太ももを外方向に動かす筋肉と直結して最後は膝の下の骨についています。
膝を伸ばした時は大腿骨の前方に、曲げた時は後方に移動します。この移動の際に、膝の骨の外側のでっぱり部分にぶつかったりこすれたりします。「骨」と「靭帯」を比べると、靭帯の方が伸び縮みしますから、大腿筋膜張筋が硬くなったり、短くなったりすると腸脛靭帯が常に引っ張られ、伸びた状態が出来上がります。こうなることで腸脛靭帯は常にストレスにさらされるのです。
その状態で走っていると、膝の曲げ伸ばしをするたびにこすれて摩擦が生じるため、その回数が増えると炎症が発生します。
しかし、全てのランナーがこの腸脛靭帯の炎症をおこすのかと言うとそうではありません。
先ほどふれた、大腿筋膜張筋の筋力低下や柔軟性低下で筋肉が硬くなり、腸脛靭帯にストレスがかかるような姿勢の問題を抱えている人
がこの面倒な痛みを引き起こす可能性が高いです。
骨盤→大腿骨(ふとももの骨)→脛骨(膝の下にある骨)に関係している筋肉のどれかに、筋力低下が起きていたり、柔軟性低下が起きていたりするので、それぞれのパーツの位置関係が悪くなり、腸脛靭帯にストレスがかかるような姿勢になるのです。そんな状態で走れば、必然的に非効率なランニングフォームになり・・・・。走れば走る程、痛みを引き起こして行くのです。
つまり
①腸脛靭帯にストレスがかかるような姿勢の問題
②腸脛靭帯にストレスがかかるような走フォームの問題
③身体能力の限界を超えるランニング量
のプロセスを経て痛みを引き起こしているようです。
これは、体の本体の問題ですので、しばらくランニングを休んでも、靴を変えても、中敷きを含めたサポーターに頼ろうとも本当の問題の解決にはならず、ずっと膝の痛みと隣り合わせの状態が続くのです。
当店では、大腿筋膜張筋に対してのアプローチをメディセルで行っています。
皮膚の下に「遊び」の隙間を作り、筋力低下が起きている人には筋トレをしてもらいます。同様に柔軟性低下が起きている人にはストレッチングを施します。
両方の方には先にストレッチングからアプローチしています。
膝の外側の痛みでお悩みの方、ぜひお近くのメディセル専門家にご相談下さい。問題解決に一歩近付く筈です!
「そもそも、どうして悪い姿勢になるの???」という疑問をもたれる方がおられるかも知れませんが、それはまた別の機会に・・・。
http://www.s-shougai.com/store/
ヒーローズ パーソナルコンディショニングスタジオ 代表 伊藤博一
〒702-8042 岡山県 岡山市南区洲崎3-1-27
「トレーニング」、「メンテナンス」、「スリミング」の3つのニーズに対して、「きたえる」、「ゆるめる」、「はかる」の3つのサービスを組み合わせ、メディセル筋膜療法を活用してお客様のサポートをしています。
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